7年前のシルバーウィークは伯備線へ出撃していた。
狙いは特別なトワイライトエクスプレスの山陰コース。伯備線内は架線下だが後藤のDD51が重連で牽引する。
これまで何度か運転があり、夕方の伯備線を走る往路は撮影できたが復路の撮影は予定がなかなか合わず後回しになっていた。
ようやく訪れたチャンス。天気予報はバリ晴れ!前日のお昼過ぎに先輩の車に乗せていただいて、今回どうしても撮りたかった伯耆溝口ー岸本に向かう。予想では日の出直後の渋い光線で撮れる…はずである。
陽が沈む頃に現場に到着したが早くも場所取り合戦が始まっていた。やはり皆考えることは同じで知り合いの方も多く集結されていた。希望のポジションを確保して満点の星空の下、カーマルヨ。Vに極まりますように。
翌朝目覚めると、文句なしの快晴。立ち位置は山陰からの追っかけ組も加わって激パ状態。私もその中に混じりカメラをセットした。
通過が刻々と迫る頃、大きな問題が発生した。なかなか山影が抜けないのである。これは無理かもしれない…と知り合いの方々は次々に立ち位置を数十メートル前に変更していく。
しかし、前に行くと確かに陽は当たるが編成後部に木と影がかかってしまう。ここで諦めたら漢じゃねぇー!と先輩と私は立ち位置を移動しなかった…。
そして定時。太陽よ!昇れ!と心の中で叫ぶものの結果は山影ドボン…。通過数分後には鋭い日差しが線路を照らしたのであった。
そのあとやって来るやくもを撮影するもののやる気は出るわけもなく編成を読み間違えて終了。はぁ。機材を片付けていると、「場所があるかどうかは別として、井倉の鉄橋ならまだ間に合うかもよ!」と知り合いの方に教えていただき、かなり遅れて追っかけを開始。
時間的には余裕で間に合ったが、何段かわからない雛壇が形成されていた。こんな時もなんとかなるもんである。先輩はローアン気味の場所を確保され、私はハイアングルで撮影できる足場を確保した。
やくもと普電をやり過ごし、さぁ本番。轟音を響かせてDD重連のトワイライトがファインダーにやってきた。
やっと撮れた…。ホッとしながら通過を見送ると、歓声が上がった。坊主で終わってしまうか…と思ったが無事に捕獲完了。
この後は、美袋駅でDDからPFへの釜替えを見学して下道でのんびり撤収。
現在、国鉄色やくもで人気沸騰中?の伯備線。私は6月ぐらいまでは月に2.3回は出撃していたが、最近はさっぱり…光線も落ち着いてきたしそろそろ出撃したいところだが稲刈りも終わってしまっただろうし、んーどうすっかなぁ。(笑)

2015年9月 9036レ 伯備線にて (CanonEOS70D)
スポンサーサイト
- 2022/09/23(金) 12:50:14|
- 伯備線
-
-
| コメント:0